ミネノボサツ（2008年生、母ヤシャボサツ）

ミネノボサツ（2008年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋菩薩を尊ぶ心より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したヤシャボサツが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）トラストスリーファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方38戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の日本金工展特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、向別牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、向別牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、向別牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月10日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

5月7日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ウェディングドレスに3/4馬身交わされて2着となった。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4五（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、一般C4四（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4五（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4歳（2012年）

1月31日、中5週で迎えた15戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた16戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナイトキャップを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったラッキーラッキーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウザイラーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったツヨイコに詰め切れず、約20馬身差の2着に敗北した。

9月30日、連闘で迎えた21戦目は、一般C4七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロゼピスケスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C4三（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタノムバンチョウを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、日本金工展特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロゼピスケスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3九（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2013年）

10月27日、約11か月の休養明けで迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンショーフクに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた30戦目は、りっしんべん特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた31戦目は、高知芋けんぴ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた32戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた33戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6歳（2014年）

1月1日、連闘で迎えた34戦目は、感謝の一周年記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンカシオペアをアタマ差捉え切れず2着に惜敗した。

1月13日、中1週で迎えた35戦目は、三原村土佐硯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山頭信義騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた37戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山頭信義騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた38戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山頭信義騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた39戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山頭信義騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた40戦目は、AYAS・CUP特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山頭信義騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月4日、中0週で迎えた41戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山頭信義騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月5日、中4週で迎えた42戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山頭信義騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた43戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で山頭信義騎手（10戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山頭信義騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月6日、中0週で迎えた45戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。