エビストップクイン（2003年生、母クラノカツブネ）

エビストップクイン（2003年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋頂点＋女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダミスター（当時21歳）と交配したクラノカツブネが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

山田和久厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

10月4日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のブライティアハットに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

2月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

12月29日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月26日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2-12 13 14（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2-11 12 13（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったティンバークラフトに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリードマイリップスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルマツタケルを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。