タサジャラ（2010年生、母イータカリーナ）

タサジャラ（2010年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「仏教者の修行所『タサジャラ・ゼン・マウンテンセンター』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時11歳）と交配したイータカリーナが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月30日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って最後はシュテルンブルーメと並んで10着同着となった。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2013年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月23日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ベリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ウインプロスパーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月16日、中2週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコアレスキングに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中8週で迎えた9戦目は、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヘアーオブザドッグ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタンブルブルータスをクビ差振り切って久方ぶりの一戦を物にした。

3月2日、中5週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

7月5日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた17戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた18戦目は、N.ローウィラー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマルヴィグラスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2015年）

5月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。