メジロベイリー（1998年生、母レールデュタン）

Mejiro Bailey

1998.05.30

メジロベイリー（1998年5月30日）は、日本の競走馬、種牡馬。2000年にJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したレールデュタンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地7戦2勝。2000年の朝日杯3歳ステークス(G1)に勝利するなどの活躍をした。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 7戦2勝 [2-0-2-3/7]
• 総賞金 国内: 6,624万円
• 生年月日: 1998年5月30日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 黒鹿毛
• 厩舎: 武邦彦 栗東
• 馬主: （有）メジロ牧場
• 生産者: （有）メジロ牧場
• 抹消情報: 中央：2004年10月8日抹消

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 3/4馬身

ベストレース

• レース名: 朝日杯3歳ステークス
• 日付/馬齢: 2000年12月10日/2歳
• コース: 中山芝1600m 右 外
• 着順: 1着
• オッズ/人気: 40.5倍/10番人気
• 馬番/頭数: 3番/16頭
• 天候: 曇 16.0℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/標準
• レースラップ: 平均=11.7/ラスト=12.2
• レースペース: ミドル
• 通過順位: 6-7-4
• 馬体重 増減: 486kg +8
• 出走間隔: 中3週
• 騎手 斤量: 横山典弘 54.0kg

血統

概要

母のレールデュタンは中央4勝（中京芝[2勝:2000m],阪神芝[1600m],阪神ダ[1800m]）。祖母のケイツナミは中央平地18戦2勝2着4回。曾祖母のハイビスカスは中央平地21戦3勝2着1回。父のサンデーサイレンスは海外G1・6勝（米国ダ[6勝]）。

近親馬

• • 半叔父: アツムテキ 1986/JPN/ヤマニンスキー
  アツムテキ
• • 半兄: メジロモネ 1990/JPN/モガミ
  メジロモネ
• • 半兄: メジロブライト 1994/JPN/メジロライアン
  メジロブライト
• • 半甥: グランディオーソ 2009/JPN/アフリート
  グランディオーソ
• • 半甥: スズカプレスト 2012/JPN/ダイワメジャー
  スズカプレスト
• • 半甥: ダブルシャープ 2015/JPN/ベーカバド
  ダブルシャープ

※活躍馬のみ。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Bull Dog＝Sir Gallahad	6*7×7*7*7	4.68%
き	Fairway＝Pharos	7*7*7×6*7	4.68%
き	Sweet Lavender＝Rose Red	7×7	1.56%
き	Belle Mere＝Beau Pere	7×7*7	2.34%
牡	Pharamond	5×7*7	4.68%
牡	Mahmoud	5*6×7	5.46%
牡	Nearco	6×5*6	6.25%
牡	Blue Larkspur	6*6×7*7	4.68%
牡	Phalaris	6×7	2.34%
牡	Bull Lea	6×6	3.12%
牡	Hyperion	6*7×7*7*7*7	5.46%
牡	Khaled	6×6	3.12%
牡	Man o' War	7*7×7	2.34%
牡S	Gainsborough	7*7	1.56%
牡M	Princequillo	5*7	3.9%
牡M	Menow	6*6	3.12%
牝	Almahmoud	4×6	7.81%
牝	Plucky Liege	7*7×7	2.34%
牝S	Selene	6*7	2.34%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Halo 1969 （USA）		Hail to Reason 1958 （USA）	Turn-to	Royal Charger
				Source Sucree
			Nothirdchance	Blue Swords
				Galla Colors
		Cosmah 1953 （USA）	Cosmic Bomb	Pharamond
				Banish Fear
父 サンデーサイレンス 1986 （USA）			Almahmoud	Mahmoud
				Arbitrator
		Understanding 1963 （USA）	Promised Land	Palestinian
				Mahmoudess
父の母 Wishing Well 1975 （USA）			Pretty Ways	Stymie
				Pretty Jo
		Mountain Flower 1964 （USA）	Montparnasse	Gulf Stream
				Mignon
			Edelweiss	Hillary
				Dowager
母の父 マルゼンスキー 1974 （JPN）		Nijinsky 1967 （CAN）	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
			Flaming Page	Bull Page
				Flaring Top
		シル 1970 （USA）	Buckpasser	Tom Fool
				Busanda
母 レールデュタン 1982 （JPN）			Quill	Princequillo
				Quick Touch
		ラデイガ 1969 （USA）	Graustark	Ribot
				Flower Bowl
母の母 ケイツナミ 1974 （JPN）			Celia	Swaps
				Pocahontas
		ハイビスカス 1964 （JPN）	アドミラルバード	Nearco
				Woodlark
			キクジユヒメ	トシシロ
				マリオン

血統分類

• サイアーライン: サンデーサイレンス系
• ファミリーナンバー: 4-r

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
2002/03/09 阪神	芝2000m 良 晴	大阪城S OP	サンライズペガサス 0.3	4 / 10	1枠 1番	四位洋文	56kg	5.5	2人	4-3-3-2	35.2 / 37.1	500	+4
2002/02/02 東京	芝2000m 良 晴	白富士S OP	コイントス 1.8	13 / 14	6枠 10番	横山典弘	55kg	7.0	3人	4-4-7	35.7 / 36.4	496	+10
2000/12/10 中山	芝1600m 良 曇	朝日杯3歳S G1	(タガノテイオー) -0.1	1 / 16	2枠 3番	横山典弘	54kg	40.5	10人	6-7-4	35.4 / 35.5	486	+8
2000/11/11 京都	芝1400m 良 晴	3歳未勝利	(ダンシングカラー) -0.1	1 / 16	3枠 5番	武幸四郎	54kg	1.8	1人	4-3	35.8 / 34.6	478	+14
2000/10/15 京都	芝1600m 良 曇	3歳未勝利	タイムトゥチェンジ 0.4	3 / 13	8枠 13番	武幸四郎	53kg	3.5	2人	2-2	35.7 / 35.4	464	-12
2000/09/16 札幌	芝1800m 稍 晴	3歳新馬	タガノテイオー 0.4	3 / 10	7枠 8番	山田泰誠	53kg	9.2	3人	3-3-3-1	37.8 / 37.8	476	-4
2000/09/02 札幌	芝1800m 稍 曇	3歳新馬	ジャングルポケット 1.8	5 / 8	1枠 1番	武幸四郎	53kg	3.3	2人	1-1-1-2	37.8 / 38.0	480

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

9月2日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダンシングカラーを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタガノテイオーを3/4馬身振り切ってG1初挑戦初制覇を果たした。

4歳（2002年）

2月2日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。