タツフェーヴル（2019年生、母オリオンザブラック）

タツフェーヴル（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時11歳）と交配したオリオンザブラックが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はニッコウファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C21。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月13日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3歳（2022年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4月2日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2023年）

6月13日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハーピーティアラをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、大桑川特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた8戦目は、名古屋モーニングフィーバー（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴッドスイートビーを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。