エーシンスウォード（2004年生、母エイシンシャロン）

エーシンスウォード（2004年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋剣」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンダンカーク（当時7歳）と交配したエイシンシャロンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦5勝2着3回。2007年の若草賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月19日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイレディーキセキから4馬身差の2着に敗北した。

10月25日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエリュシオンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中5週で迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラッキースマイルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

3歳（2007年）

1月25日、中5週で迎えた5戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

2月12日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた8戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2008年）

5月24日、約11か月半の休み明けで迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワカオリマンドに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクユウワンダーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月17日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイントレランスに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマツノテイオーをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

10月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、オパール特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアサクサスコットにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、トパーズ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた20戦目は、ディセンバー特別（佐賀ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2009年）

2月1日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月16日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、サードニックス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた23戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた24戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清水裕一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月1日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月21日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦4勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。