ウインチェイサー（2010年生、母マイネカレッシュ）

Win Chaser

2010.04.29

ウインチェイサー（2010年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋追う者。母系より連想。決して逃がさない走りを期待して」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時10歳）と交配したマイネカレッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,100万円（5.5万×200口）で一口馬主が募集された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルクロップに半馬身届かず2着となった。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2013年）

3月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

8月11日、中7週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月31日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

4歳（2014年）

7月10日、約8か月の休養明けで迎えた15戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクロコサイレンスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた19戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月1日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、サクラガオカに半馬身交わされて2着となった。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るペプチドムーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

11月5日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のツーエムスイフトに1馬身の差をつけて優勝

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた24戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、すぺあみんと賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月14日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。