スピリトゥス（2017年生、母デプロマトウショウ）

スピリトゥス（2017年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「精霊の土地(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したデプロマトウショウが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月24日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナリタアレスをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月28日、中7週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

12月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中6週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

6月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

2021年7月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。