クリスプオブウォー（2020年生、母モフモフ）

クリスプオブウォー（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ぱりぱり、さくさく+父名の一部。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のDeclaration of War（当時11歳）と交配したモフモフが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本健一。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本健一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって1,210万円で落札された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた5戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

6月28日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップミント賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったテーオービスケットを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、1番手を追走しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた9戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のハヌマーンビーチに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2024年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十七十八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアフロビートにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月27日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キアキアに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月6日、中7週で迎えた15戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ダンシングラスカルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

6月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ベルボールドナインに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中6週で迎えた17戦目は、テキーラ・サンセット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西啓太騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2025年）

1月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で西啓太騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で西啓太騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

6月6日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、馬い!甘い焼き芋きんちゃん記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月1日、中7週で迎えた21戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた23戦目は、サファイア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3一（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るランハルトをクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。