エマブルーム（2015年生、母タヤスブルーム）

エマブルーム（2015年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時17歳）と交配したタヤスブルームが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦5勝。主な勝ち鞍は2018年の秋光賞。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月10日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジョーラテに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のツキミザケに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエコロインパクトに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月20日、中4週で迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の秋光賞（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモスアゲートに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般B9（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルディナに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2019年）

4月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月13日、中7週で迎えた14戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5歳（2020年）

6月17日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

8月14日、中7週で迎えた18戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般B6 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

12月31日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた20戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、ファンです★笠松（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6歳（2021年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月27日、中2週で迎えた25戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた27戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2022年3月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。