マグナレガーロ（2015年生、母リビアーモ）

マグナレガーロ（2015年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「偉大なもの(ラテン語)+贈り物(伊)。大王からの贈り物。父名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時14歳）と交配したリビアーモが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のアルデバランステークス(オープン)で2着に入った他、2022年の隅田川オープンに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額4,500万円（9万×500口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクルスデルスールに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた3戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨシャバーリーを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4歳（2019年）

11月3日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコンカラーに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

5歳（2020年）

2月1日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの舞鶴ステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインユニファイドに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5月23日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

6歳（2021年）

2月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったロードレガリスにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2021年2月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月15日、中9週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、エイプリル賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョーグランツに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月12日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、アフター☆ウィーク賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェスナットコートに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月15日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、LOVE LIVE LEAD賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、ピュアオーシャンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7歳（2022年）

1月24日、中9週で迎えた13戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンビュートに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

3月31日、中8週で迎えた14戦目は、隅田川オープン（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョエルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。