ハギノハートフル（2008年生、母ウィルダネスストーム）

ハギノハートフル（2008年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋心からの、心のこもった」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したウィルダネスストームが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方18戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、日隈良江によって1,575万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクエルクスにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2011年）

1月23日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3月26日、中8週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月17日、中2週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2012年）

7月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ナナセちゃんハッピーバースデー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた10戦目は、2012千歳インディアン水車まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、サムライハート賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた12戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、住田町文化産業まつりレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、秋嶺賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、南部鉄器青年展レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、外山・藪川そばレース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、後三年合戦レース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月29日、中1週で迎えた17戦目は、子どもたちの笑顔が岩手を元気に（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2013年）

1月5日、連闘で迎えた18戦目は、オッズパーク賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、前沢温泉舞鶴の湯レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた20戦目は、絆は、人と馬を強くする。（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた21戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、カタクリレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、新緑賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ジューンカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、恋するいわいずみレース（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。