アメジストオブレイ（2006年生、母シクレノンジュエル）

アメジストオブレイ（2006年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「光り輝く紫水晶。母名より連想」。毛色は青毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したシクレノンジュエルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般D1-2。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,200万円（4万×300口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月24日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は412kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

3歳（2009年）

2月8日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月4日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた7戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアグネスフォーカスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般D1-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヤマイチボムに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。