イイデサンドラ（2007年生、母ロマンスレディー）

イイデサンドラ（2007年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時7歳）と交配したロマンスレディーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の菜の花賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月11日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブルーミングアレーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニーマルオトメに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月14日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったギンザボナンザに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のブルーミングアレーをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

2月20日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

12月18日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた12戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、イーハトーブ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた14戦目は、スピカ賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、パール特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、金糸梅特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、JAバンク北海道ちょきんぎょ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ダブルオーセブンに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のリボンナポリン100周年特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。