キョウバチャンプ（2004年生、母トウホーパラダイス）

キョウバチャンプ（2004年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時12歳）と交配したトウホーパラダイスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、地方19戦2勝2着5回。2006年の’06ゴールドジュニアーで2着に入った他、2007年の’07雲取賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、八木常郎から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2006年）

6月25日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は481kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のロイヤルスパークに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中9週で迎えた2戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカネショウメロンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの’06ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロイヤルボス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったロイヤルボスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3歳（2007年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲットアライフに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳オープンの’07雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた9戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、エメラルド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったラドランバーラにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月11日、中6週で迎えた11戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた12戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で戸崎圭太騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ピエールマドンナに交わされて1馬身差の2着となった。

9月19日、中6週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

4歳（2008年）

7月9日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた16戦目は、盛夏賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、サーフサイド賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた18戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた19戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。