イタリアンフェッテ（2011年生、母インカルネ）

イタリアンフェッテ（2011年1月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バレエのステップの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時12歳）と交配したインカルネが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地38戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

8月11日、連闘で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2014年）

1月5日、中4週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月23日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヒラボクボーノに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた13戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（2015年）

1月18日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月15日、中7週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた21戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

6月13日、中3週で迎えた22戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

11月15日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（2016年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた28戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず16着に終わった。

10月16日、中8週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦1勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた33戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた34戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

6歳（2017年）

4月16日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた37戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた38戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた39戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月13日、中8週で迎えた40戦目は、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた41戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた42戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。