カシノポピー（2007年生、母カッティングウェイ）

カシノポピー（2007年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したカッティングウェイが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方28戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、堤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、堤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、堤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって315万円で落札された。

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は412kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた5戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず最後はサンマルエンゼルと並んで12着同着となった。

10月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2010年）

2月21日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月22日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノモナルダに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた19戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（9戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（12戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた26戦目は、BAOO天文館協賛（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（14戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

4歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（15戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（16戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で南谷圭哉騎手（17戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で南谷圭哉騎手（18戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアロマセラピストにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月13日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で南谷圭哉騎手（19戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で南谷圭哉騎手（20戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のランバレーノをアタマ差振り切って優勝

3月13日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で南谷圭哉騎手（21戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で南谷圭哉騎手（22戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で南谷圭哉騎手（23戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で南谷圭哉騎手（24戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた38戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた39戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（25戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。