クロスザルビコン（2017年生、母タスクミストレス）

クロスザルビコン（2017年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ルビコン川を渡る」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したタスクミストレスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2019年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月1日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエクスプレッサーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

2月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月25日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの利尻特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月26日、中6週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2021年）

6月12日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたインペリアルフィズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたオータムヒロイン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5歳（2022年）

1月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた12戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月2日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月11日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた16戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月19日、中3週で迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月19日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、逃げるダノンピーカブーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトクシースタローンに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

6歳（2023年）

3月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5月28日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート2400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコルサファターレに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月18日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヨリノサファイヤに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したボンベールを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた27戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月10日、中8週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山琉人騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月29日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた30戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月29日、中5週で迎えた31戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、由布岳特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた32戦目は、国見岳賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた33戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、韓国岳賞（佐賀ダート1860m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。