タヤスエタニティ（1998年生、母アサーティブプリンセス）

タヤスエタニティ（1998年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したアサーティブプリンセスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

8月26日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のランファーストをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月28日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したグリーンソニックを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトリックスターを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2002年）

1月14日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったホワイトハピネスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の立春賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したタイノーブルレディにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。