ポールトゥウィン（1989年生、母ノースオブダンジグ）

ポールトゥウィン（1989年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時10歳）と交配したノースオブダンジグが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月8日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ヨシミカにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセレスワークを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月20日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月14日、中9週で迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったカオリローマンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1994年）

4月17日、約13か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

5月15日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。