ケージーツヨシ（2002年生、母ケージークイン）

ケージーツヨシ（2002年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強し」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したケージークインが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地12戦3勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の英彦山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

9月12日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクリューを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

2月27日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエキサイトランに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

12月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の洛北特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスノーバロックに1馬身1/4の差をつけて3勝目をゲットした。

5歳（2007年）

6月1日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに28kg増やして迎えた13戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の忍城特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月6日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた14戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、ハッピーナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雲取山特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は國分祐仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。