モエレフェンリル（2003年生、母ブルーデキシー）

モエレフェンリル（2003年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋巨大な狼（北欧神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したブルーデキシーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地和義。戦績は、中央平地7戦1勝、地方4戦1勝2着2回。2005年のコスモス賞(オープン)で3着に入った他、2005年のアグネスデジタル賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、城地和義から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、中村畜産によって1,627.5万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月26日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンキューウィンから4馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のセカンドバックに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスデジタル賞（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイティジャガーから半馬身差の2着となった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアッパージーンをクビ差振り切って2勝目を収める

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。