ケイエスドラゴン（1996年生、母モリーマジ）

ケイエスドラゴン（1996年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時12歳）と交配したモリーマジが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、中央平地36戦4勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。2002年のマリーンステークス(オープン)で3着に入った他、2000年のコーラルステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は512kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月13日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月11日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマルダムールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったテンリカルタスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマチカネアシュラに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、マイトシェーバーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトシマキバオーをクビ差振り切って優勝

4歳（2000年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイトシェーバーを半馬身振り切って優勝

2月27日、中2週で迎えた12戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で村本善之騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた13戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で村本善之騎手（9戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデG3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で村本善之騎手（10戦3勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた16戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（11戦3勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

12月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（12戦3勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月17日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の武田尾ステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5歳（2001年）

2月17日、中8週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（13戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（14戦3勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2002年）

3月10日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた28戦目は、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（15戦3勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（16戦3勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた31戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた34戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

10月6日、中3週で迎えた35戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた36戦目は、エニフステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7歳（2003年）

1月14日、約3か月の休み明けで迎えた37戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったベルモントシーザーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。