ルージュバンブー（2006年生、母トロピカルナイト）

ルージュバンブー（2006年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「口紅＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時9歳）と交配したトロピカルナイトが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。2009年のチューリップ賞(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月1日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のハッピーパレードに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月12日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

10月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4歳（2010年）

10月23日、約12か月の休み明けで迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウィッシュアゲンをクビ差振り切って久しぶりの一戦を制した。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の再度山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトシザマキにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。