ゼロアワー（2022年生、母ステップフォード）

ゼロアワー（2022年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステッペンウルフ（当時6歳）と交配したステップフォードが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2025年のグランシャリオクイーンズ(牝)に勝利した他、2025年のフロイラインカップ(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木国明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

5月15日、デビュー戦は阿岸潤一朗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソルジャーフィルドに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月19日、中4週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳オープンのフルールカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトレヴェナに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月19日、中3週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスカティアに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月24日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳オープンのブロッサムカップ（門別ダート1700m 晴/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノエミリアに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月31日、中9週で迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったプラウドフレールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2025年）

2月24日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったプラウドフレールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの桜花賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月26日、中7週で迎えた11戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのフロイラインカップ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイイデマイヒメに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

7月24日、中3週で迎えた12戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの王冠賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定オープンのグランシャリオクイーンズ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のサンオークレアを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。