ハギノピリナ（2018年生、母ハギノアーク）

ハギノピリナ（2018年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+絆(ハワイ語)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したハギノアークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。2021年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月28日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のフローレスクイーンに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハッピーオーサムを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（4戦2勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（5戦2勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月23日、中5週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤懸貴志騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5歳（2023年）

4月8日、約17か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤懸貴志騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。