セブンハーバー（2014年生、母ジョーベアトリチェ）

セブンハーバー（2014年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「七つの港」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時20歳）と交配したジョーベアトリチェが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。主な勝ち鞍は2018年の孝太郎1歳特別(一般C3-3)。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月28日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3歳（2017年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で藤田菜七子騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったユメノカヨヒヂに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードクラングに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の窪川ポーク特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタツジンソクに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の岡山県ももたろう特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレーヴムッシューに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、大地記念盃（高知ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ワガミヨニフルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンボリメルケルに約14馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月27日、連闘で迎えた13戦目は、ファーストキッス特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンピクシーに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月1日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、最後はマイネルボールドと並んで4着同着となった。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

4歳（2018年）

3月27日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったマジカルチャレンジに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月23日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月2日、中5週で迎えた19戦目は、さつき会in四国特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のパスファインダーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月24日、連闘で迎えた21戦目は、カサブランカ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、カンナ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったホストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月29日、連闘で迎えた24戦目は、祝2万回騎乗特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた25戦目は、ひまわり特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた26戦目は、孝太郎1歳特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマジックバラードを半馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミスタービンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、マジックバラードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた29戦目は、能條愛未誕生日特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で倉兼育康騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた30戦目は、全競馬場旅打記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。