シルクエルフィン（1998年生、母サドンフロスト）

シルクエルフィン（1998年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したサドンフロストが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地39戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,200万円（6.4万×500口）で一口馬主が募集された。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月17日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のライクリーラッドに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、マイネルバンガードにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月28日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

4歳（2002年）

2月10日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた14戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクサンライズを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の八ケ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の磐越特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5歳（2003年）

4月27日、約10か月の休養明けで迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたパラダイスシャドウ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（13戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（14戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリゼルヴァに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月12日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（16戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイクマイデイにクビ差届かず2着となった。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったウインクロワールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（18戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6歳（2004年）

2月28日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（19戦2勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジョウノヴィーナスをハナ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

3月20日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（20戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた32戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（21戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（22戦3勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月2日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた36戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のトウメイメモリアル（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた38戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のイシノヒカルメモリアル（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。