シスターアピール（2000年生、母タカノショール）

シスターアピール（2000年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妹の主張」。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時21歳）と交配したタカノショールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）東栄牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のカストル特別(A1)。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月13日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた4戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた9戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい4着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ランドストロングに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルゴエンペラーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、連闘で迎えた13戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバードウオッチングに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月4日、中2週で迎えた15戦目は、まつり特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3 13（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた18戦目は、リゲル特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクトレスを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を収める

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2-9（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた24戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2 13（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた26戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2 13（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2 13（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた29戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（14戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（17戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。