ミラクルヴォイス（2022年生、母ミラクルフラワー）

Miracle Voice

2022.04.05

ミラクルヴォイス（2022年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドドリーム（当時9歳）と交配したミラクルフラワーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は加野牧場。2024年のネクストスター門別に勝利した他、2025年の星雲賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

6月26日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のインテンスドライヴに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンの強心臓キクチで特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月12日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのピンクサファイア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカセノタイガーをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

10月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのネクストスター門別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベラジオドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

11月17日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、2歳M1の南部駒賞（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。8頭立ての大外8番ゲートからスタート。出走取消となった。

3歳（2025年）

4月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳M1のネクストスター北日本（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったバリウィールにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

5月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳オープンの北斗盃（門別ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（6戦3勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月5日、中4週で迎えた8戦目は、ゲラニウム特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で松井伸也騎手（7戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカッパギに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月10日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの星雲賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松井伸也騎手（8戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーウーマンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月14日、中4週で迎えた10戦目は、3歳Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で松井伸也騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松井伸也騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、スペシャルエックスに交わされて1馬身半差の2着となった。