ゲーリックワゴン（1984年生、母Gaela Tanda）

Gaelic Wagon

1984.05.21

ゲーリックワゴン（1984年5月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のPainted Wagon（当時11歳）と交配したGaela Tandaが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

4月29日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリーンアスナロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスピードロイスに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1988年）

2月14日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg絞って迎えた5戦目は、5歳以上400万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。20頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタカイボレーに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月26日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の十勝岳特別（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったベンガルタイガーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。