エキドナ（2013年生、母マーゴーン）

エキドナ（2013年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する怪物の母の名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時13歳）と交配したマーゴーンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田誠一。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田誠一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって432万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したノーブルマーズを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したクライシスにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたリセエンヌ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエルリストンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2016年）

1月11日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月10日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミラクルユニバンスに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月18日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月6日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

4歳（2017年）

7月2日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた18戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2018年）

2月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

2月25日、中1週で迎えた20戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルスフェルトに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。