ファロロジー（2019年生、母ミントシャイン）

ファロロジー（2019年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「灯台学」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時14歳）と交配したミントシャインが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。2023年のみちのくステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月25日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のレッドアヴァンティに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

3歳（2022年）

2月5日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたシークルーズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月7日、中9週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッドラマンシュをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの三鷹特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカフェサンドリヨンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月5日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブッシュガーデンをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

10月8日、中3週で迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた21戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、みちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月8日、中4週で迎えた23戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた24戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4月14日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。