カシノドラゴン（2006年生、母ヤマケイコー）

カシノドラゴン（2006年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋龍」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したヤマケイコーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鮫川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって441万円で落札された。

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月27日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2009年）

6月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーベラ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサイバーフルパワーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウロペスに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キングパンチに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月10日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモプピレを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

1月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、長崎街道小田宿賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサージングウェーブを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた18戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた19戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり4着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた25戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。