ノーザンマリリン（1990年生、母ノーザンハマナス）

ノーザンマリリン（1990年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時10歳）と交配したノーザンハマナスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地13戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

12月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョウノキャンバスにハナ差交わされて2着となった。

3歳（1993年）

8月14日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったシャンフィールドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、スタボードに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、サンライズグロリアに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ゴトクウインドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバックギャモンに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4歳（1994年）

7月30日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイカツモミジに8馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイオンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月10日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5歳（1995年）

8月27日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦3勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。