ヤマノバルーン（1990年生、母ハーバーハワイ）

Yamano Balloon

1990.03.07

ヤマノバルーン（1990年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアスワン（当時11歳）と交配したハーバーハワイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったタイキヴィーナスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月21日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマキバセンサーにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月31日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のチョウカイオバコを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月28日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユーワガリバーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィールドグリーンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。