カミノレアル（2022年生、母アイアムカミノマゴ）

カミノレアル（2022年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王の道(西)。王道路線での覇王を目指して。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したアイアムカミノマゴが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、矢野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、DMM.comによって4,840万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月18日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンバルドルを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

12月7日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2025年）

1月11日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるタケルハーロックを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオドラニャソンソンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

5月25日、中9週で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入った。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニヒトツーゼーアを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

9月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のゴッドエスパーダに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月16日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの天橋立ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田口貫太騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。