ドゥーチェ（1996年生、母パンドラスボックス）

ドゥーチェ（1996年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時11歳）と交配したパンドラスボックスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着1回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

伊藤竹男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

7月18日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた2戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したカシマアルデルを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のリザルトシチーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（1999年）

3月20日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月13日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゲイリーエアラに2馬身半の差をつけて優勝

7月4日、中2週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月29日、中5週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月2日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた16戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードブライアンに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月28日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

12月11日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4歳（2000年）

8月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

10月7日、中2週で迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

5歳（2001年）

6月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた29戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2002年）

1月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。