タヤスアクティー（1990年生、母トツプサンキユー）

タヤスアクティー（1990年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサイドチヤペル（当時8歳）と交配したトツプサンキユーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方23戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は1995年の大樹特別(B)。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月25日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月21日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

4歳（1994年）

2月26日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したルシールシーダーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

9月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、中井博一騎手を鞍上に迎えて、シャクシャイン特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のタツケンリュウに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた13戦目は、支笏湖特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井博一騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月20日、中0週で迎えた14戦目は、雄阿寒岳特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井博一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウヨウシーズンから3馬身差の2着となった。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、然別湖特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井博一騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、広尾特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井博一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1995年）

4月19日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、村上正和騎手を鞍上に迎えて、月形特別（岩見沢ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったポッシブルレディーから半馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた18戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、萩の山特別（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、パンドラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた20戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ウラヌス特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツエーキングから半馬身差の2着となった。

8月31日、連闘で迎えた21戦目は、狩勝特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーコートから2馬身半差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、白樺特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカズノアイドルに6馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた23戦目は、然別湖特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルグレイスから2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、大樹特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルグレイスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、雌阿寒岳特別（帯広ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、国後特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岡島玉一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた27戦目は、十勝川特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1996年）

5月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、駒園特別（岩見沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴライテイオーに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

6月19日、中4週で迎えた29戦目は、リゲル特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月31日、約6か月半の休み明けで迎えた30戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワッグレディーから半馬身差の2着となった。

7歳（1997年）

1月23日、中2週で迎えた31戦目は、紅梅特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた32戦目は、寒梅特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったニチドウライダーから1馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のトゥルーハートに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。