テーオーヴィーナス（2009年生、母シルクチャプター）

テーオーヴィーナス（2009年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ヴィーナス」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したシルクチャプターが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月28日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月11日、中9週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のカリブストーリーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月8日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4歳（2013年）

7月6日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5歳（2014年）

3月21日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6月1日、中9週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したディープストーリーにアタマ差届かず2着となった。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。