ピンキーブラック（1998年生、母ミスデルモント）

ピンキーブラック（1998年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したミスデルモントが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の一般C5ホ。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月10日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は412kg。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2001年）

4月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

6月24日、中8週で迎えた4戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。0着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた5戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月30日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月28日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C5ト（宇都宮ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2002年）

2月1日、中4週で迎えた11戦目は、一般C5ホ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマンデーナイトに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイマスタータッチから1馬身差の2着となった。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。