ルチェッタ（2021年生、母サンドミエシュ）

Lucetta

2021.02.02

ルチェッタ（2021年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『優美な光』という意味の人名より。シェイクスピアの戯曲の登場人物」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したサンドミエシュが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月30日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月18日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（2024年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月16日、中9週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の加賀手取川賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月8日、中7週で迎えた5戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月31日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の百舌鳥特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の雉鳩特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4歳（2025年）

1月4日、中3週で迎えた10戦目は、門松賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、カピバラ賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた12戦目は、鳴雷賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた13戦目は、界雷賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた14戦目は、雷電賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた15戦目は、雷神賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた16戦目は、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るナミエヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

デビュー前

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

9月26日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したティンドラを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、長谷賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月20日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で町田直希騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。