ヒシブリザード（2000年生、母ヒシモナーク）

ヒシブリザード（2000年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時9歳）と交配したヒシモナークが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の琵琶湖特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた5戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた6戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケージーボーイに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたマルタカハーブ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスナークリーズンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月18日、中5週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月27日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒーローオブナポリに2馬身の差をつけて制した。

4歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（9戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（10戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、エリモマキシムに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のチェリーブラストに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月21日、中3週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて5着に終わった。

9月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のビワハヤヒデメモリアル（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月9日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムジェネラスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（15戦3勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。