サトノテラス（2015年生、母サトノアマゾネス）

サトノテラス（2015年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋怪物（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したサトノアマゾネスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月2日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず最後はウェディングベールと並んで6着同着となった。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のブショウをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

3月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4歳（2019年）

9月22日、約18か月の休養明けで馬体重を前走からさらに28kg増やして迎えた5戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

12月21日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーベルプライズに3馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2020年）

3月22日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

2020年3月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。