トライデントスピア（2021年生、母アンフィトリテⅡ）

トライデントスピア（2021年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三叉槍。アンフィトリテの子トリトンとその父ポセイドンが持つ武器」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時20歳）と交配したアンフィトリテⅡが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2024年）

5月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワーキングアセットに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったジオセントリックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったシンハナーダにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月22日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

6月29日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

2025年6月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。