トゥザヒロイン（2019年生、母トゥザハピネス）

トゥザヒロイン（2019年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名、母母名の一部+ヒロイン」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したトゥザハピネスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、DMM.comによって2,916万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額3,000万円（1.5万×2000口）で一口馬主が募集された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

3月13日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネイリッカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

3月25日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

9月30日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月10日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月17日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6歳（2025年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月15日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月14日、中4週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、J-PLACEよかわ開設記念（園田ダート1870m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、米玉利燕三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったジグラートに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、亜咲花☆来場記念4th（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。