ウインブリエ（2021年生、母フラニーフロイド）

ウインブリエ（2021年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+輝く(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時8歳）と交配したフラニーフロイドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2024年の大井とスクランブルナイト特別(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月12日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー札幌（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

3月13日、中8週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた6戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったシナモンデイジーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、大井とスクランブルナイト特別（門別ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハニーディライトをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

2月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したキミハレモネードを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノアマポーラを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

4月3日、中1週で迎えた10戦目は、馬い!八丈西浜完熟レモン（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンキングファーザに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、猛虎伏草賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイディアリストに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた13戦目は、葉桜特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた14戦目は、両神山特別（浦和ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユイノパチョレックに2馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

7月24日、中3週で迎えた15戦目は、夏の空特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福原杏騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したビリーヴィンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で福原杏騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったクリスタルアローにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、連闘で迎えた17戦目は、盆の月特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で福原杏騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた18戦目は、秋の夜特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で福原杏騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月2日、中0週で迎えた19戦目は、グリーンチャンネル開局30周年記念（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で福原杏騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、かわさきジャズ&かわさきミュートン記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で福原杏騎手（11戦2勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた21戦目は、月の雫特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で福原杏騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。