グラッツィオーゾ（2001年生、母ウインカーニバル）

グラッツィオーゾ（2001年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優美な（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のエアジハード（当時6歳）と交配したウインカーニバルが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2 C3-5。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

3月20日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したザプロフィットを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月11日、中9週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2 C3-5（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のワイエスコンコルドに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

5月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた11戦目は、イワナ・あゆ料理よろずや賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた12戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、あすかちゃん誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた15戦目は、土田龍也騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第10戦（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた16戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアローリネージュを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月20日、連闘で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。