ニホンピロワールド（2014年生、母ニホンピロシュラブ）

ニホンピロワールド（2014年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋映画名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時16歳）と交配したニホンピロシュラブが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地10戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の一般C16。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月10日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3歳（2017年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神鍋山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、OKB大垣共立銀行手のひら杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月7日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた13戦目は、枯山水賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2018年）

4月3日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシビップを3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4月27日、中2週で迎えた15戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、花水木特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた17戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。