ニシノシルエット（2006年生、母クランチーカ）

ニシノシルエット（2006年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋影。影も踏ませない」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したクランチーカが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

15歳のとき、西山牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、村上欽哉牧場によって66万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月5日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

2月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3月29日、中5週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月13日、中7週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマゼラン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。